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安楽死

2010-06-18

昨日の夜勤明け、朝食介助中にご家族から一本の電話。
飼い犬(ボーダーコリー・9歳)に小指をちぎれるくらいに噛まれたので、しばらくお母さんに会いに行けません。とのことでした。
実はこの娘さん、毎日母親に会いに来て下さいます。別に家が近所というわけでは、ありません。
飼い犬に噛まれたということですが、実は数日前にも噛まれていて、包帯を巻いてお会いしたばかりでした。
元々、野性味の強かったワンちゃんなのですが、最近、野良犬とケンカをしてしまい、それ以来、凶暴化してしまったとのこと。興奮すると、飼い主が全く認識出来なくなり、認知症の疑いもおっしゃっていました。
そして、小さい頃より、そのワンちゃんを知っている調教師の方より、今日中に安楽死させるとの話があったと…。
私は「待って下さい」と言いました。これでも、ドッグセラピーの学校に3年通っていたため、犬に詳しい知り合いが何人もいます。何か良い方法がないか相談するので、安楽死させるのを待ってもらって下さいと伝えました。
その後、実際にセラピー活動している友人が、警察犬の訓練士の方にも相談して下さり、犬歯を抜いてみる方法等など教えてくれました。それから友人より、ボーダーコリーを専門にレスキューするボランティア団体があることを聴き、娘さんに伝えました(実はその時点で、娘さんは、そのボランティア団体の存在を知っており、相談のメールをしたばかりとのことでした)。
結局、色々なやりとりがあり、最終判断はつかないまま、電話を切るのですが、最後にもし安楽死を選択するなら、その前に必ず電話下さいと言いました。
それから私は、いつの間にか寝てしまいました。そして次の電話が夕方ころ鳴った時には、安楽死させると決定されていました。娘さんは、何とか助けたいと、電話口で泣いておられましたが、ご主人・調教師の方・獣医さんがよくよく考えて下した決断とのことでした。
電話の最中が、ちょうど処置をしている最中で、とても見ておれない…と号泣されていました。私は「○○さんに飼われて、とても幸せなワンちゃんでしたよ」というのが、精一杯でした。


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プロフィール

北川なつ

Author:北川なつ
特別養護老人ホームや認知症対応型グループホームに勤務していた経験や知識を元に、認知症介護の現場をマンガにしています。
また精神的に不安定な母との日常も描いています。
ブログで発表してきたマンガは加筆修正し、『マンガ・認知症のある人って、なぜ、よく怒られるんだろう?』というタイトルで、一冊の本として出版しました。

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