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伯父の旅立ちと遺影

2014-02-02

漫画でも何度かモデルとして描かせてもらった伯父が先週亡くなった。

亡くなった日の朝9時過ぎに母からの電話。老健から「(伯父の)様子がおかしいから、すぐに来て欲しい」と電話があり、今から向かうと。
結局、母は伯父の死に目には会えなかった。10時頃に母から泣きながら電話があった。

母が身内の死で、激しく泣きながら電話して来たのは、これで3度目だ。祖母…伯母…そして伯父…くしくも皆、同じ施設で亡くなった。デイサービス中…面会中…そして長期入所中…。私が色々信じる性質なら、間違いなくお祓いに行っているだろう。

いつも母一人に、身内の死の辛さを押し付けて来たような気がして、申し訳なくなる。
京都と宮崎…6時間かかる電車の中で、そんなことを考えていた。

伯父が亡くなった日は、妻の産婦人科通院の日で、いよいよ9カ月目に入る。
女の子だけれど、平均よりも大きな赤ちゃんで、早く生まれる可能性もあるらしい。

昨年から、身内の不幸が続いている一方で、日々、新しい命の胎動に接している。

私の中で、生まれて来る命と亡くなって行く命の不思議が、ぐるぐると回っている。

遺影

話は伯父の遺影に移る。麦わら帽子に、首にタオルを掛けている。一昔前なら、あり得ない遺影だろう。
何十年後かに子孫がこの遺影を見たら、このご先祖様は農作業がよほど好きだったと思うに違いない。
しかし、晩年田舎に戻って来た伯父が農作業どころか、草一本抜いている姿を見たことない。パチンコが好きな伯父だった。認知症やパーキンソン病を発症しても、家族の目を盗んで、車で30分かかる隣町のパチンコ屋に行っていた。

遺影の候補に挙がる写真の数は限られていた。元々、年取ってからの写真が無かった上に、長年寝たきりだったので。

写真は、おそらくまだ少し元気だった頃、施設でちょっと散歩に出た時に、職員さんに用意してもらった格好だろうか?麦わら帽子には、施設の名前が入っている。

葬儀の司会の女性が、厳(おごそ)かな口調で「遺影には故人思い出の写真が…」と言ったのが、滑稽でもあった。

そう言えば以前、祖母か伯母の葬儀の際、火葬場で隣にいた別の遺族の集団。一人がお爺さんの遺影を持っていたが、その写真のお爺さんは、笑顔で「バッチグー」の手をしていた。生前、さぞひょうきんなお爺さんだったのだろう。

遺影2

これからは遺影も、生前の故人の人となりがよくわかるものが増えて行くに違いない。

本当は、伯父ならパチンコをしている姿かな?



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プロフィール

北川なつ

Author:北川なつ
特別養護老人ホームや認知症対応型グループホームに勤務していた経験や知識を元に、認知症介護の現場をマンガにしています。
また精神的に不安定な母との日常も描いています。
ブログで発表してきたマンガは加筆修正し、『マンガ・認知症のある人って、なぜ、よく怒られるんだろう?』というタイトルで、一冊の本として出版しました。

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